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君が好きだってこと以外大した意味なんてないよ

ダヴィンチ感想

『引っ越し先のアパートに子供たちがたくさん住んでて、みんな人懐っこくて…すぐに受け入れてくれた。都会の人は意外とあったかかったです』のところでまず何かが胸を打つ。りばちゃん、ごっち、さりーを思い出したのと、シゲがそこで幸せに過ごしてたっていう安心感。



『自分の中から言葉が溢れてしまってそれを抑えるのに労力を使い果たしてしまう…』『小説ってシンプルな単語で表現できる感情を書くものではない…』『 もし自分が書いた小説が国語の試験になったとしたら、俺は絶対に間違える…』
つぎはぎになってしまったけど、この一節を読んで思ったのが、才能ある人はやはり型にはまりにくいものなんだなってこと。奇をてらってわざとはみ出すんじゃなくて、はまろうとしてもがくけどはまれない…それが本当の才能なのかな?
抑圧されてからの解放というのはすごいエネルギーだと思うし、それを表現に活かせたシゲ。それをきっと自分で分かってるからあえて、ずっと幸せに浸ろうとしない決心をしたのかも。


『ホントはね、俺が本を出して "お前すげえじゃん!お前ともっと一緒にやりたいわ" と言ってくれるのを願ってたんだけど、間に合わなかったな。』
これって、二人に対する最上の愛のメッセージだし、賛辞だと思う。今でもこれを言える事がすごいし、10000字を読んだ時は永遠に昇華されない想いなのかなと切なくなったけど、すでに昇華されてるのかもしれないと思えてきた。
自分なら別れた相手に未練があるうちは未練な事など決して言えないと思ったから。そうするとますます闇に堕ちていくのは目に見えてるもの。未練な事を言える時点で、もう闇に屈する事がないという自信のように思える。


『でも、いろんなアクシデントを経て、運命的に結びついた今の4人は最強ですよ』
ああ!運命って言ってくれた!!
それだけで感無量で。
前にも書いたけど、運命と言うには過酷すぎたこれまでなのかもしれないと思って言うのを憚られてたけど、シゲが言ってくれるなら、これからわたしも言わせてもらってもいいかな?
『最初から4人になる運命だった』
って。


Myojoの10000字と、このダヴィンチのインタビューでどれくらいの時間差があるのかわからないけど(発売日的にはMyojoは5月下旬でダヴィンチは7月初旬、約一ヶ月半。その間にWHITEのツアーがあるので、その中でもシゲの意識が少し上向きになったのかなと思えた。
アイドルは時々刻々と変化し進化し続けてるんだね。